なかなかパワフルな作品です。土用波を思わせるようでもあり、あるいは怪談に出てくる髪のながーい女性のオバケを想像させるようでもあり、ともかく8月っぽい作品となりました。
真夏の太陽の光を思い起こさせるような、はじける強さがよく表現されています。微妙なアンバランスも作者の独特の感性を物語っています。
この人も小学六年。前も言いましたが、今の小中学生の表現力の豊かさを痛感します。この作品は、雪渓の残る山の景色が思い出され、左からは夕立雲が忍び寄るようです。
岸野 光都 様
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